プロヴァンス田舎の風景

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今回coccolobluが進んだ経路は、フィレンツェからジェノヴァを抜けて南フランスに入り、エクサンプロヴァンスからアヴィニョンの間にある小さな田舎町を順番に見て回るというもの。

 

しっかり観光した街の写真はまた後日アップすることにして、今日は途中立ち寄った田舎町での風景を一気に載せていきます。

(写真はクリックすると拡大します)

ピーター・メイル著「南仏プロヴァンスの12ヶ月」という本を読んだことがあるでしょうか?

今回通ったのはちょうどあの本に書かれている辺り。

 

本の中でさくらんぼの収穫をするシーンがあったんですが、よく考えたらサクランボ=桜の木ですよね!

読んだ時にはそんなことまったく想像してなかったんですが、彼の住むボニューという村からメネルブ村へと抜ける道は、満開の桜で白く輝いてました。

 

日本ではほとんど桜を見ることができませんでしたが、種類は違えどフランスで見ることができたので、幸せです。

ちょうど季節が良くて、桜以外にもどこも沢山の花で溢れてました。

 

おいおい、これじゃ地理がわからないから説明してくれよ、という声も聞こえてきそうですが、実はcoccoloblu本人もよくわかっていないのです。

何しろフランス語の辞書も、地図も、もちろんカーナビもない状態で、出会った人たちからの情報だけで車を走らせる気ままな旅。

大まかに「エクサンプロヴァンス」と「アヴィニョン」という目的地だけ決めて出発して、それ以外の場所はどこも偶然に見つけたのです。

 

たぶん普通なら、エクサンプロヴァンスからアヴィニョンまで、2時間もかからないくらいかな?

けれど私たちは高速を使わず、のんびり道に迷いながら(笑)、気になったところには寄り道をして丸一日かけて移動しました。

それでも可愛らしい村や風景が沢山あって、もっと時間があったらなぁと悔しかったくらい。

 

イタリア語ではこういうちょっとした魅力のある場所のことを、「chicca(キッカ)」と表現します。

chiccaというのは「種」から来ている言葉で、小さく可愛らしい、愛らしい物を指す時に使う言葉です。

ちょっとした宝物、というくらいのニュアンスでしょうか。

「この村は大した観光地ではないけれど、chiccaだ。」という風に使うんですが、プロヴァンスの田舎町はどこも本当に、このフレーズがぴったりでした。