普段は楽しいピクニックコースも、天候次第で悪夢となる・・・。
久々に自然の恐ろしさを感じたイスキア山登り体験。
最初のうちは「何もこんな日に登らなくても。。。」とため息吐きながら登っていましたが、途中から「ここで気を緩めたら死ぬ!」というレベルに達し、アドレナリン(?エンドルフィン?)が大放出状態に(爆)
猛烈な嵐の中すっかりハイになって、「ぎゃははははは!私ってバカ!何やってるんだろー!」と大爆笑しながら登った異様な山体験。
えーとですね、どのくらいの山道かと申しますと・・・
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じゃん!!
あ、写真見ただけでまたちょっと笑いがこみ上げてきたよ。わはは!!
こちらイスキアのMonte Epomeoという、山登りコースでございます。
車が入っていけるギリギリのところから、1.2kmと書いてありました。
たぶん、天気が良ければ見晴らしもよくて、緑に囲まれて、そこそこ楽しいハイキングコースなんじゃないかと思われる(でなきゃ、こんな拷問みたいな場所が観光地として認識されてるはずがない!)んですが、coccolobluがやってきた日はイスキア人もびっくりな悪天候。
ちょっと標高が高い場所ではビョォーーーと、時折体が吹き飛ぶくらいの風が吹き荒れ、冷たい小雨が降っては止み降っては止み、霧が掛かって視界が悪い。
一本道だから迷う危険はないけれど、手すりも柵もないので、踏み外したり飛ばされたりしたもんにゃあ、一気に海まで落ちそうな勢いです。
よく説明もされないまま車で麓まで連れて行かれて、「ここからちょっと歩こう」と言われた時には、止めようよと言いたい気持ち満杯だったんですが、「あぁ、君は歩くの嫌いだっけ。いつもパソコンの前ににいてゾンビみたいだから。」なんて挑発されたら・・・・
カーン!!!(戦いのゴングが鳴った音)
「なめんじゃないわよ!受けて立とうじゃないの!!こちとらサムライの娘じゃー!」
・・・はい、単純バカです。
しかし、行けども行けども道は険しくなるばかり。
途中で動物の巨大な落とし物があったりするので、まったく気が抜けません。
この道、ロバさんや馬さんは荷物を背負って歩くと言うんですが・・・正気ですかね?
途中で雨が降ってきたので同行者が折りたたみ傘を開いたところ、ビョォォォォ!一秒でぐちゃぐちゃに破壊されました(爆)
一応、この白い岩のあたりが山頂付近です。
この先更にもう少し上があるみたいですが、それは本当に身の危険を感じたので止めました。
写真を見てもらえば、どのくらい視界が悪かったか伝わると思います。
おかしいなぁ、興奮状態で写真を山ほど撮ったような気がするんですが、今どんなに探してみても見つからないんです。
よっぽど興奮してたんだろうな・・・。
とにかくこの辺りに着く頃には自らのバカさ加減にあきれて、笑いのスイッチが入りっぱなし。
coccolobluは暴風に負けじと笑い転げておりました。。。
そうそう、山頂付近には巨大植物と化したフィノッキオ(根を食べる野菜)の群れが。
なんですかアレ、フィノッキオがあんなにでかくなるなんて、聞いたことないんですけど。
不思議の国のアリスになった気分です。
疲れ果てて麓(と言ってもまだ車まではかなり距離がある所)まで辿り着くと、ウサギ料理の看板を掲げたレストラン発見。
ウサギが苦手な方、ゴメンナサイ。
でも、実は海だけでなく山も魅力の一つであるイスキア。ウサギはイスキアの名物料理でもあるのです。
早速中に入ってみると、中はお友達の山小屋にお邪魔したかのようなアットホームな雰囲気。
海に囲まれた南の島にいることを一瞬忘れそうです。
テーブルについているのはオーナー家族と、その友達だけでした。
暖炉では薪に火が灯り、ナポリ訛りで談笑する家族の声を聞きながら、ポレンタが添えられたウサギを堪能です。
・・・・うまっっっっ!!!!!
過去の人生上、最も美味しいウサギ、いやウサギ様です。
あの苦しい山登りも、このウサギ料理のためだと思えば平気だと思えるくらい。
オーナー家族と話をしていたら、今日は手作りのケーキが絶品だと言うのでそれもいただくことに。
中にリンゴやレーズンが入ったこれ、確かオーストリアの名物でしたよね?
お手製アイスクリームも添えられていて、これがまたとっても美味しかった。
家族用の内緒のリキュールも出してもらって、すっかり幸せな気分。
素敵な場所を見つけちゃったなぁと思っていたら、この家族、何やらチケットを配り始めました。
「はいはいはい、こちら鑑賞券ね。すごいよ、これ滅多に手に入らないんだから!」
???と思っていたら、昨年行われた娘さんの結婚式のDVD鑑賞会が始まったのでした(笑)
南の島の、山の上のレストランでの出来事。
温かい家族と暖炉の前で過ごす、至福のランチになりました。
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lucy (土曜日, 22 5月 2010 14:33)
こんばんは。
旅行は楽しかったようですね。
私は夏休みの希望調査があって友人とイタリアに行きたいと思い、誘ってみたのですが撃沈でした。
食事のときに3人に聞いたのですが長期休暇は難しいと・・・。他のともだちにも聞いてみたのですが無理と・・・。
日本人はどうしてこうも一生懸命働く人種なのでしょうね。
もっとゆっくりと楽しみながら生きていけたらいいのにと願ってしまいますね。
でも生活していくには働かなければならないのが現実です。
まーこの先いつか旅行に行く夢をもって楽しくやっていきます
coccoloblu (土曜日, 22 5月 2010 18:16)
lucyさん、
こんばんは!
自分一人の休暇を取るのも大変だけど、お友達と同じ時期に合わせてとなるとますます難しいですよね。
イタリアでは一体どういう経済になってるのか、休暇だけはきっちり取る人が多いです。
日本にも長期休暇を取れるシステムがあればいいのにって私も思います。
お友達が無理ならお一人でいかかでしょう!?
イタリアが待ってますよー(^ ^)
tokyomasakage (日曜日, 23 5月 2010 15:22)
今年も弾丸出張だけど、ブログ拝見させて頂いていたら来年は何処かイタリアの田舎で泊りたいです。英語もイタリア語もほとんどできないけど、同じ人間同士なんとかなるよね。
素敵なブログに元気を頂いています。
ボナ ノッテ
lucy (日曜日, 23 5月 2010 15:48)
tokyomasakageさんのコメントどおりこのブログを見ているとゆったりとした時間の流れが素敵ですよね。
写真で田舎風景の自然をみると癒されます。
みんなの幸せな顔の写真もUPしていただければな~と思っています。
ぜひ検討してください!
coccoloblu (日曜日, 23 5月 2010 21:44)
tokyomasakageさん、
こちらこそ、読んでくださった上にコメントまで書いていただいて、とっても元気をもらっています。
ありがとうございます!
イタリア人は身振り手振りで色々なことを伝えてくれる(?)ので、言葉はそんなに問題にならないと思いますよー。
私も初一人旅の時は、イタリア語も英語もほぼゼロでした。
これからもイタリアの魅力を伝えられるよう、のんびり頑張ります!
coccoloblu (日曜日, 23 5月 2010 21:49)
lucyさん、
ゆったりした時間の流れ、素敵な表現ですね。
そんな風に見ていただけるなんて、嬉しいです。
人物写真、実は自分への課題の一つなんですよねー。
まだイマイチ恥ずかしさが拭いきれなくて、「ブログにアップしたいから写真撮らせて!」って人に言い出せずにいるんです。
でも待っていてくださる方がいるならこれからはもうちょっと勇気出してみます。
気長に待っていてください~。
Virgil (日曜日, 22 7月 2012 11:12)
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