郊外になりますが、パリまで来たならココも押さえておかなくちゃね。
というわけで、ヴェルサイユ宮殿にも行ってきました。
この日の天気は雪。
さっむーい!でも、雰囲気があっていい感じです。
そうそう、ここの荷物預かり所のマダムに「ここにコートを預けても大丈夫でしょうか?まだここから先、外を歩くことあります?」って聞いてみたところ、ものすごく丁寧に館内の説明をしてくれました。
館内の説明を三回ほど繰り返した後、彼女もコートを着込んで私たちに着いてくるように言い、観光の入り口まで案内してくれ、更にオーディオガイドも「日本語ね、はい」と全部手配してくれたのです。
笑顔の素敵なマダムで、その信じられない丁寧さにcoccolobluは仰天!
ありがとう、マダム。
全部フランス語だったのでほとんど理解できませんでしたが(笑)、それでもマダムの優しさが心にしみました。
事前予習まったくなしだったんだけど、行ってみたらムラカミアートの展示があったから、びっくりしたー。
村上隆、本当に人気ですね。まさかヴェルサイユ宮殿で展覧会をするとは・・・。
個人的に彼のフィロソフィー(アートの思想というか、考え方?)も、作品も好きじゃないです。
でも村上さんとは偶然パーティーでお会いしてお話したこともあるし、友人がカイカイキキの芸祭に出展するというのでそのアシスタントをしたりとか、何かと(勝手に私が思ってるだけなんだけど)因縁がありますw
あ、そういえば仕事で彼のドキュメンタリーの評論を雑誌に書いたこともあったなぁ。。。
あと、たまたま私が仕事した「美術手帳」がムラカミ特集で、フィギュア付だったので、めちゃくちゃ売れて助かった・・・なんてこともありました。
はい、完全に一方通行で因縁感じてますが(笑)
今回の「ヴェルサイユに行ってみたら展示してた」というのも、因縁ストーリーの一つに決定です☆
これが、有名な鏡の間かぁ。ほぇぇ~~~。
確かにこの部屋はすごい。ものすごい。
でも正直に言うと、王の寝室とか王妃の寝室とかは、確かに豪華なんですけどとっても狭くて、ちょっと窮屈な感じ。
それよりも雪の庭園を見る方が感動を誘いました。
そしてここが、あの有名なバルコニー。
怒り狂った民衆の圧力に押されてバルコニーに姿を現したマリー・アントワネットが、お辞儀をした場所です。
うーむ、荘厳な眺めだ。
夏に旅行したドイツのノイシュバンシュタイン城を建造した王は、このヴェルサイユを見て「俺もこんな城が欲しいっ」と思ったそうですが、私の好みはノイシュバンシュタインの方です。
たぶん、その他のパリの有名な場所と同じことなんだけど、テレビや雑誌であまり何度も目にしているので、感動が薄れてしまってるんだと思います。
いざその場所に立ってみても、「想像通り」になってしまうという・・・哀しいことですが。
村上隆とはまた別に、ヴェルサイユの科学という展示も行われていました。
これはとっても興味深かった。
かつてヴェルサイユで行われていた科学的実験について、紹介するというものです。
いつまでの展示かわからないけど、オススメしたい展示でした。
そうそう、行きはすんなりホテルから宮殿まで着いたんですが、問題は帰り。
駅に着いてみたら、次の電車は一時間以上来ないというんです。
大した暖房もないのでとっても寒かったし、雪の中歩き回って疲れてもいたので、窓口で粘って色々質問してみたところ、バスに乗ってもう一つの駅まで行けばパり行きの電車が沢山あるとのこと。
道行く人々にバス停の場所を尋ね、駅の場所を尋ね、右往左往して・・・どうにかこうにか辿り着きました。
結果、早くパリに帰ることができたんだけど、これ、もし言葉がまったくわからなかったらどうにもならなかったでしょうね。
ますます、現地の言葉を覚える重要性を実感しました。
ヴェルサイユに行く時は、帰りの電車の時間も調べてから行くことをオススメします^ ^
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