産まれました。

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前回の更新で前駆陣痛が来ましたと書いたので、そろそろかなと思ってくださってた方もいると思うのですが。

 

2013年10月5日深夜1時15分。

私たちの赤ちゃんがこの世界にやって来ました。

3120gの女の子です♡

 

私が出産した産院はちょっと珍しいところで、医師がいません。助産師だけ。

そのため、痛み止めとか麻酔とか、薬全般一切使えません。超ナチュラル!

いわゆる分娩室というのも、ありません。

基本的には入院する部屋のベッドで産みます。

(たまたま工事中で部屋が足りなくて、私は出産した翌日の夜から別の部屋に移動になったけど、そうでもなければそのまま出産した部屋に入院)

もちろん何か問題が起きた時は医師が必要なので、渡り廊下で繋がったお隣の病院で対応するんだけど、大きな問題が無い限り自然に任せた出産です。

 

私は24時間以上陣痛で苦しみ、一度は入院したものの「まだ子宮口が十分に開いてない」と自宅に戻されたりして、いやーホント大変でした。

二回目に入院した時には子宮口はもう最大、なにがなんでも産むしかない!!状況w

 

助産婦さん2人と夫に手伝ってもらって、いきみ出してからは1時間とスピード出産でした。

助産婦さんの指導で何度か出産ポジションを変えたんだけど、最終的には専用の椅子に座った座位で、夫に背中を支えてもらって出産。

あの、丸い穴が空いた椅子ね。

私はあれが一番いきみやすくて、「これ以上長引いたら痛くて死ぬ!!お願い出てきて!!!」と思って必至にいきんだら頭から足まで一気に出てきて、勢い余って床に滑り落ちてシューって滑っていきました、赤ちゃんが(爆笑)

 

 

出産って、子持ちの人は誰もがやってることって軽視されてるような気がするけど、冗談じゃなく命がけだと思いました。

死ぬほど痛いです。というか、これ以上長引くなら死んだほうがマシと思うくらい痛いです。男の人がやったら確実に死にます。

我が子と出会うためでなかったら、絶対に絶対に耐えられない痛さです。

命をもっと尊敬しようと思った。感謝しなきゃダメだって。

「お母さん」って、妊娠から出産、その後の育児も含めて本当にすごいものなんだって思った。

 

(自分がそのスゴイ「お母さん」になったという実感は、いまいちナイのですがw)

 

 

イタリアでは日本のように長く入院はできないので、基本的には2日で退院です。

私は退院の直前にちょっとした手術があったので治癒が遅れ、自宅に帰る時も全然傷が癒えてなくて(当たり前)大変でした。

しかも、乳腺炎になっちゃって。

熱が39度以上出て歯がガチガチ鳴ってる中での育児スタート。

赤ちゃんはなぜかおっぱいを飲むことができなくて、入院中に体重が10%以上減ってしまったので、搾乳器での搾乳とシリンダーを使っての間接授乳、産まれて早々ミルクとの混合が始まりました。

育児って24時間フルマラソンだし、新米お母さんとお父さんはあたふたしっぱなしです。

 

幸い親身になってくれる助産婦さんがいて、定期的な赤ちゃんの体重測定から私の体のこと、育児の悩みなども相談に乗ってくれて、とても助かっています。

 

 

さて、赤ちゃんの名前なんですが。

さすがにブログで本人の了解もなしに本名は書けないので、どうしようかな〜と。

で、胎教ネームにしてた「ひなた」「ひな」ちゃんというのをブログでも使うことにします。

ヒナタは日向から取っていて、温かい太陽の光がある場所をイメージしてました。

(実際に付けた名前も、太陽の光にちなんだものです)

この子は我が家の小さな雛鳥でもあるし。ヒナでいいんじゃない?ってことで。

 

 

ヒナちゃん、よく来たね。待ってたよ。

一緒に楽しいこと、いっぱいしようね!

 

 

というわけで、新しく家族に加わったヒナちゃんと、イタリアのらくら生活ブログを、これからもよろしくお願いします☆