パン作り

最近よくパンを焼いています。
娘がとにかくパンが好きで、特に食パンには目がない、というのもある。
どうせ食べさせるなら市販品より安心な自家製を食べさせたいな、と。

娘はサンドイッチ用のパンが大好きなんですが、イタリアのサンドイッチパンって、やたらに賞味期限長いんですよ…。
乾燥した気候のせいもあるだろうけど、カビとかまったく生えない!
で、保存量とか気になって。
野菜も一緒に食べて欲しくてすりおろしたにんじんを加えて食パンを焼くようになったんです。
市販のよりフカフカ〜。
突然食べたくなったベイクドチーズケーキ。
リンゴと洋梨を敷き詰めて、カスタードクリームを詰めたパイ。

フォカッチャ・リーグレという、フォカッチャの本場のレシピも試してみました。

何度かやってみたど、驚くほどフカフカに仕上がります。
写真で、普通のフォカッチャより分厚いのがわかるでしょうか?
発酵にすごく気を使う生地なので、通常よりも分厚く、フッカフカになります。
フォカッチャってもともとジェノバの発祥だそうで、このフォカッチャはフォカッチャ・ジェノベーゼとも言います。
美味しいフォカッチャの秘密を粉の種類だと思ってる人がいるけど、実は発酵のさせ方なんですよね。

シンプルな塩味の他に、こんな風にオリーブをのせたり、玉ねぎをのせたりとトッピングしたりもします。

本場ジェノバでは玉ねぎスライスのせは、とってもポピュラーなトッピングなんだそう。

オーブンで焼くので臭みが取れて、自然な甘さが出ます。


で自分的1番はこれ。

私には、クロワッサンを美味しく作る人になりたいなって夢があって。
最近その夢が叶いました。
焼きたてのクロワッサンは、ほんっとダイエットの敵!!
サクサクで美味しくて、バターの芳醇な香りがたまりません〜。
表面にシロップを塗って焼いているので、そのままで何も付けなくても十分美味しいです。
ご近所さんにも配ったんですが、大好評でした。
まだバター量が多すぎて娘にはあげられませんが、いつか焼きたてを食べさせてあげたいな♪

こちらはイタリアのパンではありません。

赤ワインとゴルゴンゾーラとクルミの田舎パン。

昔日本の有名店にこういうのがあって、大好きだったのを思い出して。

ポリフェノールたっぷりの、大人のパンです。

ゴルゴンゾーラの塩気とクルミの食感が最高。

たぶん、フランスにはこういうパンがあるのかなぁ?イタリアでは少なくとも見かけたことがありません。

イタリア人は「変わったこと」を嫌うし〜。

 

実は私は、パンやお菓子に苦手意識があります。

昔から料理はあまり苦労せずとも習得して、得意だったんですが、経験と勘で多少適当でも美味しくできる料理と違って、お菓子やパンはちゃんと基礎を踏まえて、材料や行程を考えなくてはいけません。

そういうの、苦手なんですよね(笑)すぐイライラしてしまう。

でも料理の腕を一歩上へと磨くためには、どうしても避けて通れない道。

というわけで苦手意識を取り除くべくせっせと粉を捏ねています。


粉を捏ねるのは好き。私は小麦粉セラピーと勝手に呼んでるけど、無心にこねていると気持ちが落ち着くんですよね。

あと、パン作りは「一つ一つの行程を丁寧に」扱うことを教えてくれます。

行程をすっ飛ばすことはできないし、発酵には時間がかかる。面倒なことこの上ない。

でもそういう時間を楽しむことを覚えると、その他の物事に対しても忍耐力がつきます。

実際、最近になって忍耐力が付いたなぁと思うシーンが多々ある。

何を作っていても、「適当でいいやっ」と必要な行程をすっ飛ばしていた私ですが、少し丁寧になりました。

だから、パンやお菓子だけでなく、その他の料理も、より実力がついてきたと感じます。


何より、子育てをする上で忍耐力って必須項目…。

粉を捏ねながら自分の中のイライラや、だだくさなところを治して忍耐力を養いたい。

そして娘には、私とは違って丁寧に物事に取り組むことの大切さを学んで欲しい…なんて希望もあります。

ま、まだまだ未熟者なので遠い遠い目標ですが。


娘がもっと大きくなったら、一緒にコネコネしたいな♪

せめてその時にしっかり教えてあげられるように、今のうちに練習しておこうっと。