フォカッチャ・リーグレという、フォカッチャの本場のレシピも試してみました。
シンプルな塩味の他に、こんな風にオリーブをのせたり、玉ねぎをのせたりとトッピングしたりもします。
本場ジェノバでは玉ねぎスライスのせは、とってもポピュラーなトッピングなんだそう。
オーブンで焼くので臭みが取れて、自然な甘さが出ます。
で自分的1番はこれ。
こちらはイタリアのパンではありません。
赤ワインとゴルゴンゾーラとクルミの田舎パン。
昔日本の有名店にこういうのがあって、大好きだったのを思い出して。
ポリフェノールたっぷりの、大人のパンです。
ゴルゴンゾーラの塩気とクルミの食感が最高。
たぶん、フランスにはこういうパンがあるのかなぁ?イタリアでは少なくとも見かけたことがありません。
イタリア人は「変わったこと」を嫌うし〜。
実は私は、パンやお菓子に苦手意識があります。
昔から料理はあまり苦労せずとも習得して、得意だったんですが、経験と勘で多少適当でも美味しくできる料理と違って、お菓子やパンはちゃんと基礎を踏まえて、材料や行程を考えなくてはいけません。
そういうの、苦手なんですよね(笑)すぐイライラしてしまう。
でも料理の腕を一歩上へと磨くためには、どうしても避けて通れない道。
というわけで苦手意識を取り除くべくせっせと粉を捏ねています。
粉を捏ねるのは好き。私は小麦粉セラピーと勝手に呼んでるけど、無心にこねていると気持ちが落ち着くんですよね。
あと、パン作りは「一つ一つの行程を丁寧に」扱うことを教えてくれます。
行程をすっ飛ばすことはできないし、発酵には時間がかかる。面倒なことこの上ない。
でもそういう時間を楽しむことを覚えると、その他の物事に対しても忍耐力がつきます。
実際、最近になって忍耐力が付いたなぁと思うシーンが多々ある。
何を作っていても、「適当でいいやっ」と必要な行程をすっ飛ばしていた私ですが、少し丁寧になりました。
だから、パンやお菓子だけでなく、その他の料理も、より実力がついてきたと感じます。
何より、子育てをする上で忍耐力って必須項目…。
粉を捏ねながら自分の中のイライラや、だだくさなところを治して忍耐力を養いたい。
そして娘には、私とは違って丁寧に物事に取り組むことの大切さを学んで欲しい…なんて希望もあります。
ま、まだまだ未熟者なので遠い遠い目標ですが。
娘がもっと大きくなったら、一緒にコネコネしたいな♪
せめてその時にしっかり教えてあげられるように、今のうちに練習しておこうっと。