イタリアでお刺身

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ども、秋深まるフィレンツェからこんにちは。


子供が産まれてから和食が多い我が家ですが、まだ刺し身はあげられないので「どうせ私しか食べないしな〜」と生物は控えることが多いです。

でも、最近寒くなってきたからか、とっても新鮮なヒラメをよく見かけるようになりまして。

もしかして、ヒラメを買ってきて自分でおろしたら、ヒラメの縁側が食べられるんじゃ…!?


ってことでやっちゃいました。

ヒラメを5枚おろしにして、皮をはいで、薄切りにして。

じゃーん!ヒラメのお刺身とヒラメの縁側の刺し身です!!!

んもー、ここがイタリアだってことを忘れちゃうくらい、美味しいお刺身!


やっぱり和食は良い素材を買ってきて自宅で作るのが一番です。

娘には火を通してあげましたが、刺し身が美味しすぎて私は泣きながらモリモリ完食しました。

日本でも、本物のヒラメの縁側なんて滅多に食べられないもんね〜。

プリップリで、感動モノでしたよ♪♪♪


最初に買ってきた時には、半分を刺し身に、もう半分はイタリア式にオーブン焼きにしました。

ヒラメのポテト包み焼き。

薄切りにしたポテトで両面挟んでオーブンで焼くのですが、これもとーっても美味。

下に敷いたポテトはほくほく、上はカリカリ、ヒラメはしっとり、と一回で色々な食感を味わえます。

アラとかヒレはどうしようかな〜と思って、ヒレ部分は片栗粉をつけてサックリ揚げてみました。

中華風の甘酢あんをたっぷり掛けて、パリパリに揚がったヒレをいただきます。

せんべいみたいにカリカリに揚がっていて、これが案外娘のお気に入りでした。

2回目に買ってきた時には、5枚おろしにした後、半分はそのまま刺し身で、もう半分は金沢のほうで食べられているという昆布締めにしてみました。

こうすると日持ちするんだって。

上下を昆布で包むことで、魚の臭みを抜いて昆布の旨味が染み渡るんだそうな。


初めて食べてみたけど、イタリアで手に入る食材でやってみた感じだと、普通の刺し身の方が私の好みだな〜。

昆布の旨味は確かにあるんだけど、昆布の味が強すぎてせっかくのヒラメがもったいない感じに。食感も余分な水分が抜けてモチモチになるんですが、そのまま食べるよりお寿司とかに下方が良かったのかな?

でも翌日お茶漬けにしてみたら、出汁がしっかり出てとっても美味しかった!!(超高級お茶漬けになっちゃったw)


イタリア語でヒラメはrombo。よく似た魚に舌平目がありますが、こちらは網で干すといい感じの干物になるんですよ〜。

もちろん、イタリア料理にしてもとっても美味しいし、その方がお手軽ですけどね。

時々日本の味が恋しくなって、売ってないなら作るしか無い!と頑張って自作しています。


これからヒラメの季節ですねぇ。今年の冬は、ヒラメの刺し身、いっぱい食べちゃおうっと♪