今年も残すところあと僅かですね。
坊さん走る師走のこのごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今年中に旅行記を上げる…という目標は、達成できそうにないですね(汗)
頑張ってるんだけどなーおかしいなー。
さて。
高所恐怖症の連れが「帰りは絶対にモノレールには乗らない」と断言したので(降りる方が怖いんだそうで)、帰りは途中でモノレールを下りて、歩いて麓の村まで帰ることにしました。
これが大正解!
景色は最高だし、やっぱり多少はトレッキングをしないと山に来た感じしないし!
夏のアルプスってお花畑だらけで、本当に気持ちいいです。
後で名前を調べるかも、と思って高山植物の写真もいっぱい撮ったんだけど、名前はまだわからないままw
実はモカさんはお花よりもですね、石に興味津々で。
花より鉱石!
鉱物が好きな人は、アルプスに行くと大変なことになりますよ(←実感こもってます)
いやー、動けない。どれも拾って帰りたいけど、荷物増やすわけにはいかないので厳選しなきゃいけない…でも選べない、の繰り返し。
ついつい拾ってしまってポケットがパンパンになるw
モカさんは子供の頃から鉱石即売会とかに足繁く通ったり、大人になってからも自分とは全然関係ない大学の先生の研究室に押しかけて石の話を聞かせていただいたりしたほどの石好きなので、一歩歩いては面白い石を見つけて立ち止まってばかり。
いつか、私の石コレクションもブログに載せたいな♪
(でも、見たいという奇特な人はいないでしょうね(^^;)
途中までは雲ひとつなかったのに、帰り道では一掴みの小さな雲がマッターホルンの頂上に引っかかって、ずーっとそこにいました。
ものすごく元気だった、という記憶だったんですが、写真見たらこんな光景も撮られてました。
モカさん、爆睡してるやんけ(笑)
そうそう、途中の湖で一旦休憩して、大きな岩の影で昼寝したんだった。
標高が高いから気温は高くないんですが、何しろ夏のイタリアの太陽だから、日向にいると結構キツイ!
麦わら帽子はかぶってたけどそれでも頭が暑くなるので、日陰で寝て体力回復しました。
頑張って歩いて、なんとか日暮れと同時くらいに麓に着きました。
なんと奇跡再びで、この日も筋肉痛にはならなかった!
私って自分が思ってるほど引きこもりじゃないのかしら、ひょっとして?
帰り道では可愛いアルプスマーモット?だっけ?動物にも遭遇しました。
口笛みたいな音を出して、周囲の仲間に危険(人間が歩いてる!)を知らせてた。
ちょこちょこ走って、ものすごーく可愛いかったです。
行く前は全然興味がなかったマッターホルンですが、結局アルプスの三大山脈の中でここが一番楽しかったかも。
村もほどよく小さくて可愛いし、食事も美味しいし、やっぱりマッターホルンのこの独特の三角形はいざ目の前で見ると興奮したし。
村には登山用品店も沢山あって、足りない装備なんかは現地でも買い足すことができます。
そうだ、私もブログを読んでアルプスに興味を持ってくれる人がいるかもしれないから、山の装備についてちょっと書いておきますね。
ここから先は、山歩きに興味がある人だけ見てください。
☆☆☆☆☆
私は山は完全素人だし、特別な装備は一切持ってませんでした。
◇トレッキングシューズ
事前に買ったのは、トレッキングシューズだけ。
これは買って正解でした。
大きな靴屋さんに分厚い靴下を持って行って、お店の中で履かせてもらいました。
違うサイズを試して、「これがちょうどいいかな?」と思ってからも、店員さんに事情を説明して30分くらいは店内を見ながら歩きました。
中敷きも、入れて実際に店内を歩いてみた。
私はすごく運が良くて、偶然店内に残ってた中で一番好きなピンク色の靴がぴったりで、値段も29ユーロだったかな?すごく安かった。
旅行前に一度ウォーキングをして、更に履き慣らしました。
◇靴下
靴下は、偶然一年前に買ったまま履いてなかった分厚いものがあったので、それを主に使いました。
今思えばなんであの時買ったんだろう?って疑問に思うけど、山でも使えるってやつが温かそうで、しかも季節外れで安くなってたので冬用に買ってたのです。
持ってなければこれも買った方がいい。
普段使ってるユニクロの靴下を履いたら、靴ずれしました。
◇服
服は、新しく買うほどでもないと思ったので、持ってるものを使い回しました。
気をつけたのは、なるべく化学繊維っていうのかな、とにかく綿じゃないものにするってこと。
これは、部屋着にしてるユニクロの服がたいそう役立ちましたw
サラファイン、フリース、どれも山にピッタリ!
綿は汗を吸収した後乾きにくく、体温を奪ってしまうんですって。
ズボンも綿やジーンズはNG!
服で他に気をつけたのは、重ねるってこと。
夏なのでちょっと動くとすぐ暑くなるけど、山なので風は涼しくじっとしてると寒い。
暑くなったらすぐ脱ぐ。
寒くなったらすぐ着る。
これだけは徹底しました。
◇帽子、リュック
帽子は持ってた麦わら帽子で、リュックも普段使ってるインドリュックです。
トレッキング用のリュックがいいってネットには書いてあったけどお値段安くないし、街では使えないモノを買って後悔するのも嫌だったので。
結果、特に不便も感じなかったです。使い慣れてるし。
◇ゴミ袋
ゴミ袋はいざとなったら雨除けとか寒さ避けにも使えると思ったので、小さいサイズだけどロール状に巻いて数枚は常に携帯してました。
これは石を拾った時にも活躍したw
もちろん、自分のゴミを持ち帰るのにも便利でした。
◇ビタミン剤(笑)
いや、笑えるけど実際役立ちました。
水に溶かしてスポーツドリンクを作る、ビタミン入りのパウダーです。
実際にはドリンクとしてじゃなく、休憩時に少量の水で食べました。
すぐ元気出た。
◇日焼け止め、その他
日焼け止めは当然強いものを。山の紫外線、はんぱない!
現地で買った、唇にも塗れるSPF50のスティック状のものが重宝しました。
首筋とか、鼻とか、ちょっと気になった時に使えるし。
空気が乾燥してて痛くなったりしたので、小さな容器に入れてフェイスクリームも持ってました。
◇傘、とか
傘は折りたたみを二人で一本持ってた、かな?
私は壊れた折りたたみ傘の、布の部分(ってわかる?要は骨を外したってこと)の中央にハサミで穴を開けて、ポンチョにしたものを持ってました。
地球とお財布に優しいリサイクルww
これねー、小さく畳めるし、日差しが暑い時はスカーフみたいに首に巻いて日除けにしたりして、かなり使えました。
運良く雨には降られなかったけど、もし降られても元は傘だから当然雨は弾くし。
ポンチョ型になってるから両手使えるし。
便利ですよw
あとは、普通の旅行とだいたい同じかな?
服は、私はユニクロの部屋着で十分快適だったんだけど、連れは特に考えもなく普段着を持って行っていて、苦労してました。
下着が綿だったので、やっぱり本人が気づかないうちに体温を奪ったみたいで、山から降りるといつも咳が。
軽い風邪みたいに毎回なってました。
このままじゃ旅行を楽しめないからってことで、マッターホルンの麓の村で登山用のTシャツを買いました。
高かった!高性能らしいけど!!
Tシャツ一枚50ユーロくらいしてたよ。
それ考えるとユニクロはやっぱり安くて使える(笑)
こんなもんでしょうか。
ド素人がいきなりアルプス山脈を歩いたけど、これらの装備で大体どうにかなりましたので、参考になれば。
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